事例内容
自宅で覚せい剤を使用したとして逮捕勾留された覚せい剤取締法違反事件。起訴後に保釈され、執行猶予付き判決となりました。
弁護活動
インターネットで購入するなどして覚せい剤を使用していましたが、売人から足がつき、逮捕勾留されました。ご本人は糖尿病の持病を抱えていたところ、身柄拘束下では低血糖症状が出た場合などに臨機応変な対応が難しく、心身ともにかなり疲弊されていましたので、警察署に対し処遇改善の要請書を提出しました。それでも十分な対応とは言えなかったため、ご親族の協力の下、起訴後に保釈決定を得ることができ、持病の問題についてはなんとかクリアしました。
公判では、覚せい剤の使用歴は長かったものの、息子さんが情状証人として出廷したことや前科前歴がなかったこと等が考慮され、執行猶予付きの判決となりました。
事件解決のポイント
ご本人に持病があったことから、新型コロナウィルス感染の機会をできるだけ少なくするために即日判決を申し入れ、第1回公判期日に判決言い渡しとなりました。
弁護士 清水 俊
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