事例内容
電車のホームから被害者を突き落として怪我を負わせてしまい、逮捕・勾留された傷害事件。勾留が取り消されて釈放され、その後、示談が成立し不起訴となりました。
弁護活動
依頼者が一家の大黒柱であったため、身柄拘束を解くことが示談を進めるにも重要でした。そのため、勾留請求に対して準抗告という異議申立手続きを行い、その結果、勾留が取り消されて釈放となりました。その後、被害者との間で手紙のやり取りをさせるなど一定の時間をかけて示談につなげ、不起訴となりました。
事件解決のポイント
殺人未遂でもおかしくない事案でしたが、電車が来ている状況ではなかったため傷害罪に留まっていました。ご本人が外国籍で日本語が得意でなかったため、ご家族の協力を得て、英語と日本語を併記した誓約書を作成し、裁判所に提出できたことも勾留が取り消された一つの理由だと思われます。
弁護士 清水 俊
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