[Q&A]牛丼店の紅ショウガ袋、両手にごっそり「大量持ち帰り」 マナー違反? 法律違反?
- 弁護士 清 水 俊
- 6 日前
- 読了時間: 2分
質問
スーパーで用意されている「醤油」の小袋や、テイクアウト可能な飲食店の小分けの調味料を大量に持って帰る人がいる。無料であっても、大量の調味料を持ち帰る行為が「犯罪」にあたるのだろうか。
回答
結論としては窃盗罪に該当します。
窃盗とは、占有者の意思に反して物の占有を奪う行為です。今回は、無料提供している調味料の持ち帰りに関して、スーパー・飲食店の意思が問題となります。
通常、店側としては「買い物した商品を消費する目的」の範囲で調味料の無料持ち帰りを許容しています。
そのため、購入した商品と調味料がまったく関係なかったり(たとえば、缶コーヒーを買ったときに醤油小袋を持ち帰るようなケース)、ストック用や詰め替え用の容器に入れたりする目的で大量に持ち帰ることまでは許容していないと考えられます。
たとえば、お寿司の握りセットを1つ購入したのであれば、小分けの醤油は1つあれば足りるでしょう。人によっては、2~3つ必要な人もいるかもしれませんし、塩で食べる人は小分けの塩を持ち帰るかと思いますが、そのあたりは社会通念上許容されると考えられ、「大量」にはあたらないのではないでしょうか。
しかし、そのような範囲を超えて、購入した商品の種類や数におよそふさわしくない量の調味料を持ち帰れば、店側の意思に反した財物の窃取となり、窃盗罪が成立すると言えます。
また、店側で「1商品に対して1個まで」などと使用の個数や目的が明示されていたのであれば、店側の意思が明確だと言えますので、窃盗罪の成否もより判断し易いでしょう。
詳しい回答内容は取材協力した弁護士ドットコムニュースに掲載されていますのでそちらをご覧ください。
弁護士 清水 俊
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